場所を表す助詞「で」「に」「を」の使い分け

日本語教師-ブログ
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📚「で」

【意味】

動作・行為を表す ※一定時間、同じ場所で動作を続けられること

【イメージ】

【例文】

  • 学校勉強する。
  • 公園サッカーをする。

📚「に」

【意味①】

存在:人や物が「ある・いる」場所

【イメージ】

【例文】

  • 会議室パソコンがある。
  • かばん本が入っている。
  • あの言葉が今でも頭残っている。


【意味②】

出現:何かが現れる場所

【イメージ】

【例文】

  • きのこが生えてきた。
  • 猿が住宅街現れた。


【意味③】

移動の着点:ある動作が向かって行く・着く場所

【イメージ】

【よく使う動詞】

行く、来る、帰る、着く、入る、乗る、乗り換える、ぶつかる、向かう、など

【例文】

  • 公園行く。              
  • 着く。
  • 部屋入る。
  • ソファ座る。


【意味④】

結果の場所:ある動作をした結果、何かができた場所

【イメージ】

【よく使う動詞】

建てる、植える、置く、飾る、貼る、書く、立てる、掛ける、など

【例文】

  • 渋谷家を建てた。
  • 木を植える。
  • ポスターを貼る。
  • 店の前看板を立てる。

📚「を」

【意味①】

通過:通過する場所

【イメージ】

【よく使う動詞】

通る、渡る、曲がる、上る、下りる、流れる、など

【例文】

  • 公園通る。
  • 渡る。
  • 次の信号曲がる。
  • 階段上る/下りる。
  • 葉が川流れている。  


【意味②】

範囲・空間内での移動:移動をある場所の中で行う

【イメージ】

【よく使う動詞】

歩く、走る、散歩する、旅行する、など

【例文】

  • 公園歩く/散歩する/走る
  • 北海道旅行する。


【意味③】

起点:出発・離れる場所

【イメージ】

【よく使う動詞】

出る、出発する、離れる、飛び出す、降りる、卒業する、など

【例文】

  • 部屋出る/飛び出す。
  • 離れる。
  • 大学卒業する。
  • 電車降りる。

✍練習

1)学校(  )友達と勉強している。

2)図書館(  )マンガが置いてある。

3)川沿いの道(  )ジョギングするのが好きです。

4)ノート(  )名前を書いてください。

5)駅(  )友達と待ち合わせしました。

6)映画館(   )新しいカフェができた。

7)庭(  )テーブルを出してお茶を飲みました。

8)彼は海外(  )5年間過ごした。

9)そこ(  )曲がると、右(  )コンビニがある。

10)新幹線は8時に東京駅(  )出発します。 11)おでこ(  )にきびができた。



↓↓答え

1)で(動作・行為をする場所)

2)に(存在/結果の場所)

3)を(範囲・空間内での移動)

4)に(結果の場所)

5)で(動作・行為をする場所)

6)に(結果の場所)

7)に(移動の着点)

8)で(動作・行為をする場所)

9)を(通過)・に(存在)

10)を(起点)

11)に(出現)

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